- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

突然引退のバルトリ「プロテニス人生に幕を閉じる時」

7月6日に行われたテニスのグランドスラムであるウィンブルドン女子シングルス決勝戦でS・リシキ(ドイツ)を下して自身初となる四大大会優勝を飾ったM・バルトリ(フランス)だが、現在開催中のW&Sオープン女子で初戦となる2回戦敗退後のインタビューで、突然の引退を表明した。

14日に行われた2回戦で第8シードのバルトリは、S・ハレプ(ルーマニア)に6-3, 4-6, 1-6の逆転で敗れた。

「残念ながら、この試合が自分のテニス人生の最後の試合になった。今は引退する時だし、自分のプロテニス人生に幕を閉じる時。この生活から立ち去る時だと感じている。」

Q.なぜ引退するか?

バルトリ:もう自分の体がこれ以上続けられなくなった。今年の初めから多くの怪我に泣かされていた。もう長い間ツアーにいて、ずっと戦い続けてきたし、ウィンブルドン期間中はずっと全力を尽くしていたの。

体にある全てのエネルギーを出し切ってしまった。夢を実現する事も出来たし、それは今後もずっと消え去る事はないわ。今は、ただ体がもう全ての事に耐えられなくなってしまった。

45分とか1時間とか試合をしていると、あちこちに痛みを感じてしまう。こんな状態がもう長い事続いていて、肉体的にもう出来なくなってしまった。


Q.今日の試合に臨んだ時、最後の試合だと思っていたか?

バルトリ:これが最後の試合だというのは、試合前にはわからなかった。でも、試合後にそう感じた。もう続けられないってね。第1セットが終わった時点で、体中に痛みがあったの。とても厳しい決断だった。

簡単に決めた事ではなかった。つまり、長い間テニス選手として人生を送ってきたし、最大の夢を現実にするチャンスに恵まれたの。そして、正直それを実現するために、本当に本当に全力を尽くしていたわ。でも今は、もうこれ以上出来なくなってしまった。


Q.引退するのは、しばらく考えていた事か?

バルトリ:そうね、説明するのは難しいけど、長年夢に描いていた事があって、こんなに長い間ツアーで戦い続けた。良い時もあれば悪い時もあって、年の初めからたくさんの怪我を負ってきたら、体がぼろぼろになり始めてしまった。

それを必死につなぎとめて、ウィンブルドン中はずっと痛みを抱えていた。そして、その夢を手に入れた。自分の中に残っていた、残り少ない何かを出し切ってしまった。何か他の事をする権利だって持っていると思う。こんなに長い間テニスを続けてきたんだから、今は他の道へ進む時だと感じた。


Q.コーチだったお父さんと話し合ったか?

バルトリ:もちろん、父には電話したわ。ここアメリカへ向かって家を出た時に、父は十分感じていたみたい。私が本当に疲れ切っているという事も感じていたようね。

だから、この決断には父は驚いていなかった。父は“何となくわかっていた。目や体を見たらわかったし、夢を実現するためにどれだけの努力をしてきたかも知っている。だから、お前の事を誇りに思うよ。何をするにも支えるつもりさ”って言ってくれた。


Q.痛みは具体的にどこに?

バルトリ:アキレス腱に大きな痛みがあって、試合後には普通にさえ歩けなかった。特にハードコートの試合の後は、より一層。加えて肩・臀部・腰。テニス選手としての生活では、体を酷使していて、もう体が限界にきてしまった。


Q.今日の試合の第1セットはとても良いテニスをしていたのに、どうしてこの決断に?

バルトリ:テニス選手としては常に100パーセントでいなければならない。それに自分の性格でも、常に100パーセントでやり遂げたい人間なの。次の大会へ向けて明日練習をするとしたら、100パーセントの状態ではいられない。

だって、気持ちがもうそこにいないし、心もそこにいないの。嘘なんてつけない。コートに立つ時、常に正直でいた。

でも、100パーセントの状態にはなれない。自分をサポートしてくれるチームに申し訳ないと思うし、そんな状態で続けたくはない。そんな状態でコートに立てるような人間に育てられてはいないわ。それでは自分ではなくなってしまう。だましだましで続けるより、自分自身に正直でいたい。


Q.自分のテニス人生で1番誇りに思う事は?

バルトリ:常に同じ人間でいて、正直でいて、友人やチームに誠意を持っている事。長い間ずっとサポートしてくれて、この何年もの間ずっと一緒に戦ってきてくれた人達へ誠意を持っていた事。

どんな時も尊敬の気持ちを持っていたし、誰の事だって尊敬していた。誰かがマリオン・バルトリはどんな人間かって聞いたとしたら、誰もが彼女はとても良い人だって答えるようにね。それが1番誇りに思う事。


Q.今後は何をするのか?

バルトリ:そうれはわからない。そんな事考えた事もないから。テニスをする以外にも、人生は多くの事がある。きっと、これから分わかる事だと思う。落ち着くまで、ちょっと時間が必要。

テニス選手としての興奮はあるし、女性としての喜びだってある。奥さんとしてだって、母親としてだって同じ事。これからだって多くの喜びを感じる事でしょう。今は将来の人生について興奮している。でも、これからの数カ月・数年に渡って考える時間があるしね。

28歳のバルトリは2000年にプロへ転向し、これまでシングルス8度、ダブルスでは3度のツアー優勝を飾った。

その中でも、今年のウィンブルドンでは1セットも落とさずにグランドスラム初優勝を飾ると同時に、フランス女子では2006年に優勝した元世界ランク1位A・モレスモ(フランス)以来7年ぶりのタイトルを獲得、さらにトップ10返り咲きも確定させた。

バルトリの自己最高ランクは、2012年1月に記録した7位である。

テニス選手として夢を実現させたバルトリ。今後の人生でも夢を手に入れる事を願ってやまない。


■関連記事■

《18人目の全英女王バルトリ「この瞬間を夢見ていた」、トップ10返り咲きも確定<ウィンブルドン>》

《引退についてフェデラー「それは突然訪れる」》

《ナダル、引退してもテニス「それは確かな事さ」》

《元世界3位のコリアが現役引退を表明》

《女王エナン、突然の引退 「最終的な決断」》

《元王者フェレーロが14年間の現役生活にピリオド◇バレンシア・オープン》

《ロディック「この大会で最後にすることを決断しました」◇全米オープン》

《元王者サフィンが引退、12年のキャリアに幕◇BNPパリバ・マスターズ》



■関連動画■

《スター選手が参加した暗黒のエキシビションとは!?WTA女子ツアーマガジン Vol.6》

(翻訳・記事/弓削忠則)
(2013年8月15日22時34分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

5月21日

島袋将 全仏OP予選1回戦で敗退 (0時22分)

【1ポイント速報】全仏オープン予選1回戦 (0時00分)

5月20日

齋藤咲良、四大大会初挑戦で勝利 (23時42分)

ティーム 最後の全仏OP 予選2回戦進出 (21時10分)

大東建託OP 福井大会が開幕 (20時29分)

望月慎太郎 全仏OP初の予選2回戦へ (19時42分)

内島萌夏 世界ランク日本勢トップに (18時37分)

錦織圭 全仏OPへ向け世界11位と練習 (17時51分)

「完璧な1週間」2度目Vで全仏へ (17時07分)

ズベレフ 今世紀3人目の複数回V (16時40分)

強心臓みせ15年ぶり快挙V (15時36分)

賞金総額2万円!団体戦が開催 (14時22分)

伊ペアが母国でV「夢のよう」 (12時55分)

22勝目ズベレフ 世界4位へ浮上 (11時28分)

大坂なおみ 世界ランク134位に浮上 (10時35分)

初Vならず「もっといいプレーを」 (8時58分)

ズベレフ「いいプレーできれば、誰にでも勝てる」 (7時32分)

ダニエル太郎、初戦は世界54位に (6時26分)

ズベレフ完勝Vでマスターズ6勝目 (5時36分)

5月19日

ティーム&シュワルツマン 全仏OP予選へ (22時48分)

日本勢7名出場!全仏OP予選組合せ決定 (21時45分)

ダニエル太郎 予選勝ち抜き本戦へ (19時54分)

【1ポイント速報】ダニエル太郎 予選決勝 (19時10分)

17歳の西村佳世が大東建託OP優勝 (18時07分)

2度目Vかマスターズ初制覇か (16時31分)

失セット0で決勝へ 6度目V王手 (15時28分)

初級~女子ダブルス大会開催、焼き芋貰える! (13時59分)

試合が多くできる!混合ダブルス大会  (13時48分)

全仏OP3連覇へ レジェンドお墨付き (11時48分)

綿貫陽介が全仏OP欠場 (10時10分)

まさかのミスに審判も爆笑 (8時42分)

2大会連続準V「何度負けても…」 (7時15分)

頂上決戦制しV 史上3人目の快挙も達成 (6時00分)

5月18日

世界2位シナー 全仏OPへ練習再開 (22時49分)

阿部宏美/永田杏里ペアが優勝 (22時05分)

ナダル&フェデラーを広告に起用 (20時04分)

ダニエル太郎 完勝で予選決勝へ (19時11分)

【1ポイント速報】ダニエル太郎 リヨン予選1回戦 (17時30分)

松井/上杉ペア 2大会連続の準優勝 (17時10分)

ジョコvsマレー 実現の可能性 (16時32分)

ベッカーに並ぶ歴代7番目の記録 (15時32分)

チチパス兄弟、全仏ダブルスに出場 (15時02分)

ティーム&シュワルツマン 全仏会場で練習 (12時06分)

ジョコ 全仏OP前週の大会参戦 (11時05分)

西岡 リヨン初戦はモンフィスに (9時20分)

“ダークホース”ジャリーが決勝へ (8時02分)

逆転勝ちズベレフが決勝へ (6時57分)

錦織圭 全仏OP前週の大会を欠場 (6時05分)

【動画】強い!女王シフィオンテク 3度目の優勝に大はしゃぎ! (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!